87年生まれ、うさぎの登り坂

3児の父。時にサッカーコーチ。時に教育、福祉に携わる人。〜好きなモノ、コト。刺さったモノ、コト。伝えたいモノ、コト。〜

第30節 アビスパ福岡 VS 清水エスパルス

絶対に負けられないと繰り返してきたここ最近の試合。結果が出ないここ最近の試合。残留争い直接対決。6ポイントゲーム。対清水エスパルス戦。結果は3-2で勝利。

 

 


原点回帰の4-4-2。戻ってきた中村駿。

アビスパは前節、マリノス戦から5人を入れ替え。コンディション不良からついにボランチ中村駿の復帰。左サイドハーフは金森先発。マリノス戦の西村の件が影響したのか奈良はベンチ外。怪我で負傷退場した湯澤もベンチ外。4-4-2スタート。前、中村駿のダブルボランチ。まさに原点回帰。

 

前半序盤から主導権を握ったのは、アビスパ。前線からの連動したプレスで清水を押し込む。清水のビルドアップの拙さもあり、チャンスを作るが得点までは奪えず。

 

29分、左サイドでボールを持った山原の低い弾道のクロスが、そのままゴールへ。

 

この時点で詰んだと思いました。

 

「はい、いつものパターン。」「前半に先制されるの何回目や。」「逆転勝利と無理よ。」と不機嫌モードに入ってしまった自分。ええ、勝ち点3諦めてました。

 

しかし36分、中村駿の美しいFKで同点へ。絶対クルークスがシュートを打つと思ってました。権田もそうだったと。蹴ったのはまさかの中村だった。昨シーズンのようにセットプレーで得点を奪えなくなった原因としてエミルの存在が大きかった。この時の中村駿はエミルの魂が乗り移っていた。

 

素晴らしいゴールで追いついたアビスパ

 

「よし、前半1ー1で折り返せる。」「後半勝負。」

 

違いました。

 

勢いのまま、なんと前半のうちに逆転に成功。

 

42分。今度もセットプレーから追加点。クルークスの蹴ったCK→志知が体に当てる→山岸が左足で決める。最高の流れで後半へ。

 

49分、アビスパ追加点。ルキアンのヘディング→山岸→クルークスのヒールパス→山岸ゴール。美しい流れで3点目ゲット。

 

まさかの展開に気持ちが追いつかない。

 

が、やっぱり甘くない残留争い。清水の反撃を受け続ける展開に。

 

60分、チアゴ サンタナにPKを決められて1点差に。

 

その後も清水の圧力を受け続けるアビスパ。85分、CKから中央でフリーとなった中山に強烈なシュートを撃たれるが、GK村神様の足でのブロックで何とか凌ぐ。

 

その後も、清水に攻め続けられたアビスパだったが、気迫の守りで得点を許さず。このまま試合終了。3-2。無理だと言われていたというか、自分で言ってたが逆転勝利に成功。

 

京都戦以来、9試合ぶりの勝利。清水との勝点差を1まで縮めることに。素晴らしい勝利だった。

 

 

この試合、2ゴールを奪った山岸が間違いなくMVP。さすがエース。得点から遠ざかっていたが、この日2得点。得点ランキングにも顔を出せるところまできた。

 

そして、良い意味で期待を裏切ってくれたのは、金森。金森の攻撃からカウンターを何度も浴びていたこともあり、先発に反対派だった。しかし、この日の金森は、あの頃のドラブラー金森だった。得点に繋がることはなかったが、選択肢の1つ目がドリブル。これが良かった。キレてました。

 

そして、救世主となった中村駿。前、中村駿のコンビが万全のコンディションだとこんなに頼もしいのかと思うくらい良かった。PKを与えたシーン、パスミスなどまだまだ改善する点はあるが、中村駿の復帰は大きい。そうたんをサイドで使えるようになるし。

 

長谷部アビスパの4-4-2。原点回帰するには、前、中村駿のダブルボランチは欠かせない。残り4試合。ホームは全て勝つ。アウェーは最低勝ち点1。

 

自分たちで流れを持ってくるには十分な試合となったエスパルス戦。次はルヴァン杯、そして少し空いて6ポイントゲーム神戸戦。

 

この流れを簡単に失ってはいけない。このまま突き進もう。

 


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