87年生まれ、うさぎの登り坂

3児の父。時にサッカーコーチ。時に教育、福祉に携わる人。〜好きなモノ、コト。刺さったモノ、コト。伝えたいモノ、コト。〜

第26節 アビスパ福岡VS川崎フロンターレ

ルヴァンカップベスト4というクラブ新記録を作ったアビスパ福岡。しかし、リーグ戦は2連敗中。残留争いから抜け出すためにも連敗は断ち切りたい。相手は川崎フロンターレ。昨シーズンのように、ホームで白星を上げたかったが、結果は1ー4の大敗。リーグ戦3連敗。

 

早すぎる失点、痛すぎるミス

アビスパは城後スタメン。ジョンマリ、クルークスがベンチと去年川崎を破ったときを彷彿させる選手先行。単純に人が足りないだけだと思うが。

 

福岡は守備時、城後、前、平塚の3人をボランチとする5-3-2でスタート。攻撃時は城後がシャドーの3-4-2-1。城後の複数ポジションこなす器用さがあるからこそできる配置。絶対に前半は0で抑えるという意気込みを感じさせる並び。

 

しかし、そのプランはあっという間に崩壊。7分、脇坂の守備ブロックの間を通すパス→山根 ワンタッチで折り返し→ファーサイドに走り込んだマルシーニョが押し込まれる。前回の鹿島戦同様、早い時間で失点。これは詰んだと思った。

 

しかし川崎がそこから強度が落ちる。意外にボールを上手く回せるアビスパ。シュートまで持っていくシーンも増える。22分、柳の柔らかいクロスを送ると、走り込んでいた山岸が押し込み同点に成功。

 

先制されたら勝てないというジンクスを打ち破ることができるという期待。川崎にまた勝てるかもしれない期待。川崎は九州アウェーが苦手という期待。様々な期待が生まれた山岸のゴール。

 

ところが、前半終了間際にミスから失点してしまう。40分から山岸を左サイドに落とし5-4-1に変更。絶対1-1で前半を折り返すという長谷部さんからの強いメッセージ。プラン通りいける!と思った束の間。

 

45分平塚のパスミスから川崎のカウンター発動。左サイドから家長のクロス→レアンドロ ダミアン、アビスパの選手がごちゃごちゃなる中、こぼれ球をマルシーニョに押し込まれて2失点目。絶対に与えてはいけない2失点目。時間帯も悪い。終始安定していた平塚だったが、このパスミスだけはいただけなかった。

 

後半、城後に代えてジョン マリ、川崎は遠野を投入。遠野はいつも恩返しをしてくる男。この日も気をつけたい選手だった。

 

アビスパは非常に良い流れで攻撃出来ていたし、同点もあるぞという空気感はあった。

 

しかし、64分、家長のクロス→マルシーニョが頭で合わせて3失点目。セットした状態でも決めてるのはさすが川崎。マルシーニョはハットトリック達成。

 

3失点したら流石に詰む。勝ち筋を失ったアビスパ

 

さらに73分、遠野のテクニカルなプレーでグローリを翻弄。グローリは退場。獲得したPKを家長に決められて4失点目。

 

数的不利の状況+4失点で完全に試合終了。選手は1点でも多く取ろうとしていたし、失点をこれ以上増やさないように最後まで戦ってくれた。

 

しかし、点が取れないチームだからこそ、前半早々の失点、追いついたのに自チームのミスから失点と安い失点が多い。

 

次節は九州ダービーサガン鳥栖戦。4連敗は絶対に許されない。選手も戻り始め、チーム全体のコンディションもそろそろ上がってくるはず。

 

残留争いから抜け出すためにも、サガン鳥栖G大阪、名古屋と順位が近い相手からしっかり勝ち点を奪いたい。最低勝ち点7は積み上げる。


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