87年生まれ、うさぎの登り坂

3児の父。時にサッカーコーチ。時に教育、福祉に携わる人。〜好きなモノ、コト。刺さったモノ、コト。伝えたいモノ、コト。〜

第21節 アビスパ福岡VS京都サンガF.C.

連勝を目指すアビスパ。1ー0で京都サンガF.C.に勝利。順位が近い+残留争いのライバルであるサンガから勝ち点3を奪えたことがとても大きい。2連勝で10位へ浮上。

良い時間帯での先制点が勝負を決めた

前節ジュビロ戦の先発から4人入れ替え、4-4-2に戻したアビスパ。前半4分いきなり試合は動く。クルークスのCKをサンガの選手が頭でクリア。そのボールが流れたところにファーサイドで待ってた山岸のボレーがゴール右隅に決まる。山岸は今シーズン6得点目。昨シーズン5得点だった記録をすでに塗り替えた山岸。乗りに乗っている。ジョンマリの復帰で層が厚くなったFW陣だが、間違いなく今のアビスパのエースは山岸。アビスパ総選挙1位あるんじゃないか説が個人的に浮上している。

 

早い時間帯で先制したアビスパ。サンガの縦パスにうまく対応。パスミスが多かったこともあり、危ないシーンをほとんど作らせず、カウンターで追加点を狙う理想的な展開。ほぼパーフェクトな形で前半を終える。

 

後半、サンガは3バックに変更。しかし、流れが変わることなく、アビスパが上手く守りながら、カウンターを常に発動。永石が上手く時間を使い、スローテンポに持ち込むシーンもいくつか見られた。ボールは握られても、主導権は握らせない。

 

65分からアビスパのこれで追加点取れなかったら、取れないわっていうくらいの波状攻撃。CKからチャンスを作り続け、惜しいシーンを何度も作り出す。サンガを完全に押し込み続けることができたこの時間に追加点を取れればもっと簡単にこの試合を終わらせることが出来たはず。

 

アビスパの怒涛の攻撃が一旦切れて、飲水タイムへ。その後はサンガペースに。アビスパもグローリを投入し、守備時は5バックへ。逃げ切りを図る。最後の最後で、危ないシーンを作られ続けたが、集中を切らさず守りきったアビスパ

 

先制点を取れた時間が早く、省エネで戦えたこの試合。過密日程のことを考えても、理想的な試合運びが出来たのではないか。追加点だけは欲しかったが。

 

光ったダブルボランチ

この試合、ダブルボランチの前、中村コンビが躍動。中村は攻撃にアクセントをつける動きを何度も繰り返していた。オフサイドにはなったが、ルキアンが落とす→シュートの流れは素晴らしかった。重廣が時折見せた大胆な攻撃参加を引き継ぐかのようなプレーを何度も見せた中村。そして、昨シーズンに比べてミスが多く、精彩を欠くプレーが多かった前もこの試合は素晴らしかった。攻撃の起点となる、鋭いパスは相手の守備陣の急所を何度も突いた。守備に関してもこの試合のダブルボランチは集中を切らさず、よく守り切った。

 

過密日程の中で、運動量、タスクの量がより求められるポジションで2人の魅せたプレーはチームを勢いづかせた。重廣の移籍もあり、多分ボランチの補強はあると思う。誰が来て、どんな化学変化が生まれるか楽しみではある一方で、今節の2人の出来が続くのであれば、不動のダブルボランチとしてポジションを譲らせず、そのまま調子を維持してほしいとも思う。

 


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次節 アウェー湘南戦 天皇杯もあるよ

ジュビロ、サンガと残留争いライバルに2連勝のアビスパ。次節のリーグ戦は16日(土)アウェー湘南戦。これまた、残留争いをかけた直接対決になる。湘南はとても調子が良い。5試合負けなし。広島戦で1失点しているが、その前は4試合連続無失点。固い試合になることが予想される。1点勝負になるであろうこの試合。帰ってきたジョンマリはいつから試合に復帰できるのか。ジョンマリの理不尽さが必要な相手であることに間違いない。

 


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13日(水)には天皇杯ラウンド16 V.ファーレン長崎戦もある。メンバーは大幅に入れ替えるだろう。2年前にJ1昇格を争ったライバルでもあった長崎。九州ダービーとしても負けられない相手である。普段リーグ戦に絡んでいない選手がどこまでできるか。期待しているのは太郎よ太郎。太郎はもっと出来る子。アピールして、リーグ戦に絡んでほしい。


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